そう、僕たちの班はテニス部の部長・副部長でかたまっている。

クラス替えをして知り合いが少なかったので部活で親しいこの二人に決めたのだった。

「あ、先生来た。」

先生が入ってきたと同時に、立っていた連中は素早く自分の席に戻って先生の話を聞き始める。

僕は

(困ったな〜)

と考えていて、外を見ていた。