そんなこんなで、学校から家に一旦帰ってから
佳子と蒼一の家に向かった。
「り…莉奈っ!一緒に行くんだよ!!」
「やだ…佳子ひとりでどうぞぉぉぉ」
なんか久しぶりに蒼一と会うってなると…
恥ずかしいっていうかなんというか…
「もうインターホン押すからね!」
..ピーンポーン
佳子は私の腕をがっちりつかみながらボタンを押した。
逃げられない…。
「はーい、どうぞー」
そういいながら蒼一はドアを開けて出てきた。
…久しぶりに顔を見た。
たった1年前好きだったやつだ。
胸がざわつかない…わけがない。
「こんにちわぁ。お邪魔しまーす♪」
ずかずかと家に入っていく佳子にひっぱられながら私も家に入った。
すれちがいざまに蒼一と目が合った。
軽いアイコンタクト。
本当…生意気なやつ。