顔を見上げるとそこには小学校から同じの斉藤敬吾がいた。

「なんだよ! お前かよ!」

斉藤はムスッとした顔をしながら

「なんだよって…、せっかくノート見せてやろうとしたのに!」

「すまんすまん、見してくれ。」

「なんだよ…」

そういうと斉藤はノートを貸してくれたが、機嫌を損ねてしまった…。

やっちゃったと思った。

後で謝っておこう。

でもこういう時は彼女に…と思った。

「仁志君、良かったらこのノート…」

後ろから声をかけられた。

振り向くとそこには

「東条さん?! 貸してくれるの?」

「……(コク)」

自分は躊躇することなく借りた。

斉藤のも借りたが、東条さんのを見て書こうとおもう。

何故かワクワクした気分になった。

そしてこんな事があった