「死んだよ…」
「え? 嘘だろ?」
「本当だよ! お前が引っ越した一か月後だよ!」
「なんで?」
「持病だったらしい。 その時は持病もそんなに対してひどくはなかったらしいんだが、お前が引っ越してから急にひどくなり出して…」
「なんで教えてくれなかったんだよ!」
「お前の電話番号がわからなかったんだよ! お前はがきで送ってきた時にはもう…。」
「嘘だろ? 嘘って言ってくれ!」
「ちゃんと最後に言っといたよ… 東条さんの告白を断ったのは、引っ越しするからだって、本当は凄く好きだったって…」
「それで東条さんは?」
「泣いてたよ…。 それならそうと言って欲しかったってな。」
「そんな…そんな…」
その場に泣き崩れた。