学校の授業はつまらない…



先生の話してることなんてつまらなすぎる…





私は授業の話なんて一切聞かずに、りゅう君のことをひたすら思う




いつのまにか授業中はそれが普通になっていて、授業の内容に着いていけなくなっていた



だからその分、塾ではちゃんとやろうと思っているのに、いつの間にかりゅう君のことを考えていた。




このクラスにりゅう君がいたらどんなにいいか、りゅう君が隣の席だったら、今頃私は授業に集中できているだろうか?



いいや、多分…絶対集中できていないだろう



全神経が体の左半分に行き渡り、氷のように固くなり、授業どころではなくなる




でも、そんなことはあるわけもなく、私の体の左半分は氷のようになるわけもなく、ただ1つの席に、私だけの、誰一人として入れない空間があった…。