「松橋ぃ、あいつが探してたぞ」

溜まり場に着いたら3人が机に囲ってトランプを興じでいる。

祥太は、体を捻って満面な笑顔で俺の顔を見る。

「あいつ?」

「伊崎さんっすよ」

「は?私に?」

何で、私に?
篠原に用ならわかるが、私に用とはなんだよ。

「わざわざ、こんな所まで来てまでの用って何だろうね~?」

祥太…てめぇ、完全に楽しんでるだろう。