理性が切れた。

今まで気付かなかった。
やっとわかったのだ。

避けていたのも逃げられてる事も気付いていた。

俺の事を嫌ってるなんか最初からわかっている。

「おい、松橋は?」

「え?お前と鬼ごっこしてたじゃねぇか」

こいつらの溜まり場には、もう3回目だ。

「逃げられたんだよ!」

「ぷはっ!バカ犬の嗅覚でも見つけられないの」