同じクラスもあって祥太は、何かと話に来てくれたり振ってくれた。

知らないうちに周りは、篠原のとこの松橋と呼ばれるようになっていた。

「篠原の女らしいな」

あの綺麗な金髪だと思った伊崎が、いつも使っている空き教室にいた。

「篠原の女?んな訳ねぇだろ」

何なんだ、一度も話したこともねぇのに。

「はっ!それはどうかな」

「意味わかんねぇ事言ってっとぶん殴るぞ」