「てめぇには関係ねぇよ」

「あーそうか。
ほなら、人の休憩邪魔すな」

伊崎は、指を指した方に走り出した。

「………………行ったで」

段ボールが積み上がっている後ろから松橋が出てきた。
また戻ってこないかと不安になりながら伊崎が行った方を覗いている。

「ありがとう…」

「おん」

何を聞くでもなく高原は、ぷかぁ~っと紫煙をワッカにしている。