「お、おい!いいのか?
あんなんじゃあ、また名乗られるぞ」

真山は、あまりにも意外な結末に頭がついていけてはいなかった。

「それはないない。
また同じ事したら消すし」

祥太は、冷血な笑みを俺達の後ろに呆然と突っ立っている男に向けた。

こいつだけは敵に回したくねぇ…と心に誓ったのである。

「皆が、篠原についていく理由が解った気がする」

真山は、誰も聞こえない小さい声で呟いた。




●…end………?……●