「俺が篠原だよ。
汚ねぇ手使ってないで正々堂々と売ってこい。

売られた喧嘩は買うからよ」

それを言って踵を返す。

「飯食いに行くぞ」

東雲達は驚くこともせず篠原の後に着いていく。

「ほんっと篠原は優しいよねー!俺なら半殺しじゃあ済まないのに」

「俺、牛丼食べたいッス!」

「昨日も食べたじゃねぇか」

「じゃあ、松橋さんは何食べたいっスか?」

何も無かったかのように話が違う方へ盛り上がる。