その言葉に嬉々と松橋と忍が祥太の間を走り抜け綺麗に飛び蹴りをくらわした。

わらわらと出てくる敵対に真山も伊崎も参戦した。

どのぐらいの時間が経ったのかわからない。

敵対の奴等は地面に倒れて痛みに悶えている。

篠原と名乗る奴だけが突っ立っていた。
篠原自身が手を下すものだと思っていた真山や伊崎に栗山は驚いていた。

篠原は黙って、そいつに近づいて殴る気配もない。