「お前、本当に篠原か?
俺の知ってる篠原じゃねぇな」

篠原の隣に祥太が並んだ。

「あ?」

「だって忍海高の篠原ってこんな不細工じゃないもーん!
篠原はね、もっとかわいいの!わかる?」

「何をワケわからねぇこと抜かしてんだァ?」

これは、誰も手を出せない。
完全に祥太がキレているのが誰の目から見てもわかる。

「てめぇの目は節穴か?
てめぇみたいな奴が篠原なんて名乗ってんじゃねぇよ。

今日は許可してあげる。
存分に暴れてよし!!!」