「んじゃあ、おやすみ。伊崎君」

何で俺の名前を知ってるのか今は、どうでもいい。

扉が閉まり、また深い眠りについてしまった。




目を覚めれば昨日と同じ天井。夢でも何でもなかったんだな。

関西弁の女の姿はなかった。
名波という男に礼を言って学校に向かった。

「どーした、それ?」

挨拶もなしに真山は真っ先に頭を指す。

そりゃあ、そーだわな。