女の言葉に伊崎は目を見開く。

「年上なのか?」

「何やねん!こう見えて20歳やぞ」

「まじかよ、見えねぇ…」

「むっちゃ失礼な奴やなっ!!」

今まで傍観していた名波という男は手を叩いた。

「はいはい、伊崎君も怪我してるんだから今日は泊まっていくといい。

高原さんも明日、早いんだから寝なさい」

「へいへい」