何処だここ…?

目を覚ませば知らない天井が目にうつる。

ベッドに寝かされている事に気付いて、殴られた頭は包帯が巻かれていた。

大袈裟だな…と思いながら、ゆっくり起き上がる。

「あ?起きた」

倒れる前に聞いた関西弁の女の声だ。

「誰だ、あんた?」

何か気にくわなかったのか、少し眉間に皺を寄せていた。