「そんなとこやわ。
見逃してくれへん?」

見逃してくれるわけねぇだろ。

てめぇ、女なんだから何されるかわかるだろうが!

頭が、ガンガンする…伊崎の意識が遠退いていくのがわかる。

「それは出来ねえ相談だな」

厭らしく笑う篠原と名乗った男は、引き連れていた奴等にヤれと命令を下した。

「うん、わかってた。
すぐにくたばんなよ?シノハラ君?」