「あの制服は知らないしね。
あの連中に吐かせればよかったかもね」

「うわっ!何か黒いッスよ!」

忍は、おぞましい~と篠原の後ろに隠れた。

「いつか、わかんだろ。
また来たときにでも聞けばいいじゃねぇか」

ただ、それを言うだけで他に何も言わない。

「俺はね、変な噂が飛び交ってんのが許せないんだよ」

「お前らしいな」

口角だけで笑って、煙草をくわえた。



●…end………?……●