確かに言った。

¨仲間が世話になった¨と…。

四六時中、一緒にいるわけではない。

だが、喧嘩を売りに行こうなんて奴は、ここにはいない。

「誰かの恨みしかないよな」

祥太は、頭で考えていた事を、ついつい声に出してしまった。

呟いた事で篠原は、目を吊り上げて祥太を一瞬、見るだけで何も言わなかった。

「最近、多いっスもんね!
ぜってぇ、おかしいですって」