「てめぇも便所だったな?
こんなとこに便所あんのか?」

ニヤリと口角があがる伊崎が、余裕っぷりが、すごい腹がたった。

そんな話するために来たんじゃねぇと紫煙を吐き出した。

「お前、タオルの上に煙草置いていったよな」

「タオル貸して貰ったお礼だ!」

祥太が、人に親切にしてもらったら「ありがとう」って言えって…恥ずかしいなら物をやれって。

「そーゆう意味か」