高校最後の年、拓真と同じクラスになりたかったんだけど、それは叶わず…。



こうやって、授業が始まったら、拓真と離れ離れなんだよね。


寂しい…。


両手で頬杖をついて、先生が来るのをボーッとして待ってた時、



「陽菜子、お前最近、また地味になったね?」


俊久(としひさ)くんが、声をかけてきた。