「ビックリした~。お前、何だよその頭」 俊久くんは、私を通り過ぎて、拓真の側まで歩く。 「イメチェン」 素っ気なくそう言った俊久くんを、拓真はマジマジと見つめた。 「かなり怖いよ、お前」 「うるせ~よ」 そんな二人のやり取りを見ていると、いつになくミーハーな気分になる。 だって、だって…。 二人並ぶと、迫力あるんだもん! こんなに、イケメンだったんだ…。