もう!


一歩後ろを歩く、俊久くんを気にしながら、学食に着くと、すぐに拓真を見つけた。


「拓真!」


声をかけると、笑顔で私の方を振り向いた瞬間、拓真は絶句した。



「お、お前、俊久!?」


周りの同級生や下級生も、ざわついている。


「拓真、デカイ声出すなよ」