波瑠が利津の所へ向かおうとする。
しかし、寧々が利津の前に立ち、
行く手を阻む。

「…通してください」
「こっちも色々あるんでね」
二人が睨みあう。

ドッ
殴り合いが始まった。
その隙に、利津のところへ向かう薫。
「大丈夫か?」
「頭にため語とは…なめた野郎だ」
「いつかはそこに居る立場だからな」
ふっと2人は笑った。

ユウは何もせずに見ている。
ーこいつは、本当に仲間だと
思っているのか?
少なくとも、ユウと考えが違う
のは確かだ…どうするべきか。

波瑠と寧々は、激しく
ぶつかりあっていた。
「代理だろ?中々だな」
「しっかり教育されてるんです」

ガッ

寧々の拳を押さえる波瑠。
2人はまた睨み合う。
なんて力…直が勝てなかった
のも納得がいく。汗がたれた。