「今日も、頭は来なかったな…」
お昼の3年1組では、一年だけで
昼食をとっていた。
「お前も波瑠から聞いただろ!?
理由があるってことを」
はんぺんを食べながら話す少女。
「そうだった」
疑問を持っていた少女は、
おにぎりを食べながら満足げな
顔をした。
「それにしても、凄いよな…波瑠」
「もう先輩達と対等な位置にいるなんて」
「俺らと同じ新入りなのによ…」
室内なのに何故かカレーを食べる少女。
暑そうに汗をかいている。
「コネと実力があるんだろ、アイツには」
「コネ?」
「知らないのか?波瑠の事情」
「教えろよ」
はんぺんを食べている少女は、
口を止めてカレーを食べる少女に言った。
「あいつ、直先輩と仲良しだったんだ。
中坊の時もたまに遊んでるの見たし」
「喧嘩が強いのもそのせいかもな」