[行ってきますーー]
その言葉から始まった高校生活。
私の名前は二宮桜。
中学からは少し離れた
高校にちょっぴり背伸びを
してはいった。
もともとあんまり賢くない
桜は大好きな先輩と
同じ高校を目指して頑張った
だけど先輩はもういなぃ。
私の知らない先輩。
そんな先輩私の大好きだった
先輩は私の入学の3日前に
学校をやめたのだ。
何で私の入学をあんなに
一緒に喜んでくれたのに。
でももう過去は過去。
私は今を生きなくちゃ。
[さてと深呼吸.深呼吸]

あれ?
あんなところに誰か寝てる。

そう思い見とれていると
その人は起き上がった。
吸い込まれそうな
大きな瞳。何ともいえぬ雰囲気。その瞬間私は恋に落ちていたのだ