そしてこの日以来、紗那の運命が変わっていった。 ―――「ちょっと!紗那、どーゆうことか説明して!」 「つ、椿くんとは受験の時会っていて、事故っちゃう所を助けてもらったの…。」 「それで?仲良かったと?」 「う、うん。隠しててゴメンね。」 「…ま、あたしは雅弥様一筋だけど♪」 「雅弥様って“氷のプリンス”…?」