『柚子ー!!アンタいつまで寝てんの!?』





「んー。」




朝からお母さんの怒鳴り声を聞くなんて、





憂鬱、この上ない。






体が重い。





一ノ瀬 奏に会いたくない、





「柚子ーー!?」





もう一度聞こえた大きな声に





「よっと」





重いからだを起こした。