「雄貴どう?実和の浴衣姿♪」


ひゃー寧々!
そこあんまり聞きたくないとこ!!


何て言われるかこわくて下を向いた。


「…いんじゃね?」


チラッとあたしの顔を見てぼそっと言う。


その言葉だけでどんどん顔が赤くなる。


「あ、ありがと…」


もっとかわいく言えたらいいのに。かわいくないな…。


寧々としんくんがニヤニヤしながら
「じゃ、ここから別行動ね〜」
と言って行ってしまった。