いろんな話をした。


好きなスイーツについて話してると、テンションがあがりすぎてコケた。


「いった…。」


「ハハッ!何やってんの。」

そう言いながら雄貴くんは、まだ起き上がれないあたしの前にしゃがんだ。


「はい。実和ってドジだね〜」


手を差し出してくるから、迷ったけどその手を握って立ち上がった。


「ドジじゃないし…」

「はいはい。」


優しく笑いながら言う。
そんな顔されたらあたしどうすればいいの…。



まだ…手は繋いだまま。