それにあの時から、もうだいぶ経ってるし。


もしかしたらあの彼女ともう別れてるかも…。


なんて思っちゃうあたしは、最低だな。


それでも。


要君とこの高校でまた再会したのは、神様がくれたチャンスなんだって思った。


せっかく同じクラスなんだし。


要君はもうあたしのことなんて覚えてないかもしれないけれど。


よし!!


がんばってたくさん話しかけて、仲良くなっちゃうぞ~!!



浮かれ気分のあたしの耳に、担任の説明の話なんてもちろん入るわけがなかった。