★喜びと悲しみ
[まいか]
要君と彼女と本屋で出会ったあの日から、半年以上の月日がたった。
たった2回会ったというだけで、要君のメアドも何もしらないあたしは、朝も要君と会うことはなくなった。
受験生だったあたしたちはやっぱり色々と忙しくて。
でも勉強を頑張ったかいあって、あたしは第一志望の海陽高校に合格することができた。
なっつーもあたしと一緒の高校だって聞いた時はうれしかったけど、
逆にいいの!?って聞きたくなる。
なっつーの両親は心配はしたらしいけど、「それが奈津菜にとって一番いいのなら、その高校にいってもいいよ」だって!!
優しすぎる~~!!
ま、なっつーは全然勉強しなくても、この高校は余裕で合格だった。
…普通に考えてそうなるよね。