…仕方ない。



あたしが今読んでるマンガの最新刊が出るのはまだまだ先だし。



雑誌でも読んでようかな。



そう思って雑誌コーナーへと足を運んだ。




そこで目に留まったのは、かわいいポーチ。


雑誌の付録らしい。




わ、この雑誌の付録かわいいなぁ、なんて思ってると。


すぐ隣で声がした。



「わぁ~。この付録カワイイ!!」




ビックリして思わず声がする方へ向いた。



声の主は、茶色の髪をきれいに巻いてる小柄なかわいい女の子だった。



うわぁ~、ホントのお嬢様みたい…。



なんて思って、女の子のこと、ガン見しちゃってた。




「…どうしたんですか?」




ハッと我に返るあたし。



女の子は首をちょこっとかしげて、大きい目であたしを見てくる。