「バス……この状況で走ってないだろう」


と夢追い太郎が呆れたように言う。


「分かってるわよ、そんなことぐらい。バスを使わなきゃいいんじゃない!」


「は?歩いて帰るつもりか?」


と徹聞く。


「そんな面倒なことしないわよ!!花咲さんがバイクあるって言ってたじゃない。それ借りて帰るの!」