結城は今のことは内緒にすることにした。 今考えていることは本当かは分からないし、変に伝えると犯人を触発させてしまいかねない。 はっきりと誰が犯人だと言える情報や証言を掴めるまでは誰にも言わない。 結城はそう決めて、本を読むフリをして、再び事件について考えることにした。 すると、 「うわぁあ!!!!」 という叫び声が響いた。 結城と徹は『まさか、また?!』と目を合わした。