だが夢追い太郎は気にすることもせず、


「今からなにするの?」


「あ……。リビングで徹さんが小説読んでいたので僕も読もうかと……。夢追い太郎さんは?」



「今から朝風呂入ろうかと思ってさ。あんまり暗いとこ好きじゃないからさ、昨日入れなかったんだよね。」


と苦笑いした。


結城は『そうですか』と返した。


そして二人は途中まで一緒に下に降りた。