「あ、いいえ。部屋にいても何もすることなくて……適当に。」


「そうなんだ、」


「あ、僕も本持ってきたし、本でも読もうかな」


「そうしたらどう?本って時間も潰せるし、面白いし、いいもんだよ」


と徹が微笑む。


結城は部屋から本を持ってこようと、再び二階に上がった。