「篠田さんってー、歳いくつですかー?」


「彼女はー?」


「バカねー。彼女いたら、来ないでしょ」


「篠田さん何飲んでるんですかー?少しほしーなぁー」


ガヤガヤとざわつく居酒屋の隅で、俺たちは合コンをしていた。


ていうか、何だこの状況?


今の俺はまさに蛇に、睨まれた蛙状態だ。


女の子たちに。


・・・ではなく。


「い、いやー蓮ばっかりモテて羨ましいなぁ、おい」


「「そ、そうだな‥」」


「っおい蓮!!」


蛇・・じゃない、慎吾が蛙・・じゃなくて!俺の腕をつかむ。