あれから凛は、俺の問いかけに紙切れではなく、ちゃんと自分の声で答えてくれるようになった。
まだ顔を見て話すことは出来ねーけど。
いつかは出来るようになるだろ。
そして、俺にはある日課ができた。
「なぁ、凛ー?」
「‥‥何?」
こうやって凛とドアにすがるように座って話すという日課が。
まだ顔を見て話すことは出来ねーけど。
いつかは出来るようになるだろ。
そして、俺にはある日課ができた。
「なぁ、凛ー?」
「‥‥何?」
こうやって凛とドアにすがるように座って話すという日課が。