「えっ蓮っ!?」
あたしは、びっくりして尻餅をついてしまった。
ドサっという音が家に響き、それに気づいた蓮があたしにも気づいた。
「あれ‥‥凛?」
タマとミーがあたしを、追い抜いて蓮に駆け寄っていく。
「「バウっ」」
「どうぇあ!!」
タックルされて後ろに倒れていく、蓮がおかしくて笑ってしまった。
「ちょっと、凛ちゃーん。笑ってないで手を貸してくださーい」
「はいはい。お手をどうぞ?」
あたしは、片膝をついて手を差し伸べてみせた。
最初はびっくりしていた蓮も、笑いながらあたしの手を取って起き上がる。
「で、なんで叫んでたの?」
「ん?あぁそれはな‥‥‥」