明日から、毎日五個ずつ、質問してやる。覚悟しとけ。 相変わらず男口調なこの手紙を見て、にやける俺はきっと、どうかしてる。 「もうお前と、暮らす時点で覚悟はできてるっつーの。」 本当このときの俺は、自己中でコイツ、凛がどれだけ重いものを背負って、どれだけ苦しい思いをしてるのか、なんて知らずにスキップなんかして階段を下りていた。