「!!食費は、自分で払ってよ・・・。」


顔を赤くしながらも、横目で俺を見る。


あぁ、そのツンデレ感マジたまんねぇわ・・・・。


『バウッ』


先に足を拭き終えた、タマが凛にじゃれ付く。


凛もタマの頭を撫でながら、嬉しそうだ。


「今日はすき焼きにするか!」


「相変わらず、いきなりだね。」


凛の鋭い突っ込みも決まり、俺はキッチンに立った。


「あ、凛。今のうち散歩行っとくか?」


「え。」


それまで、笑顔だった凛の顔が急に色を失った。