「あんたが、中学の時ねぇちゃんをいじめてたのは知ってた。俺なりにどうにかしようとしたけど出来なかった。覚えてるか?あんたのとこに、小せぇガキが泣きながら頼みに行ったの。」
「あ・・・あんた・・・あの時の・・・・!?」
怒った顔から一転困惑の表情へと顔を変える亜美。
あたしには、何の話か全く分かんなかった。
だけど、知らなかった。
浩太があたしへのいじめに気づいていただなんて。
「そうだ。やめてくれって頼みに行ったときてめぇは、無下に追い払いやがった。俺をぼこぼこにしてな。」
あ・・・・少し思い出した。
ある日、浩太は遊びに行くと言って夜遅くに帰ってきた。
傷だらけになって・・・・。