あたしも、びっくりして浩太の横顔を見てた。


「浩太!話が違うじゃない!」


「違う?確かにアンタに協力するとは言った。けど言ったとおりにするなんて、一言も言ってねぇよ?」


亜美の顔が怒りでどんどん赤くなっていく。


「裏切る気っ!?」


ヒステリーを起こした亜美が、コップを握りしめる。


「裏切る?はっ、俺はあんたと手を組んだ覚えはないね。あんたが勝手に手を出してきただけで、俺はその手を握ってなかったんだよ。」


あざ笑うように話す浩太。


一体・・・どういうこと・・・?


状況についていくことが出来ない。