なんでイジメられていたのかは、わからない。


悔しかったけど、やり返す気力があたしにはなかった。


そして、そのイジメの範囲は家にまで来てしまった。


あたしは、ベッドの上で小さく丸くなった。


耳を澄ませると、2人が談笑する声がした。


そして、次の一言。


「凛さんにこれをお渡ししてもらえますか?」


「はい、イイっすよ」


とど・・けもの・・?