―――…翌朝。
目を覚ますと
枕が少し濡れていて
開いてるハズの目が重くて
鏡を覗くと目が腫れていた…。
きっと…
光輝の夢を見て
一晩中
泣いていたんだろう…
目を冷やし
薄く化粧をして
久し振りの制服に袖を通すと
奈緒との
待ち合わせ場所に向かった。
―――…そこは
夏休み前まで光輝と
待ち合わせていた場所。
光輝が
怪我で学校に通えなかった時
奈緒と一緒に
待ち合わせていた場所。
その場所が
懐かしいように思える…。
ナオ
「キャァ〜!陽菜ぁ〜!
久し振りだねぇ♪
何か凄くイメージ変わったぁ♪」
ヒナ
『そぉ?!』
久し振りに会って
色んな話をしながら学校へ向い
教室に向かう間にも
光輝の事を思い出す…。