途中で美姫の仲間
何人かと合流して


店に行きなれた美姫は
受付で顔パスだったらしく
中学生の陽菜もすんなり入れた。





――――…ギィ





―――♪〜♪〜♪〜♪〜





扉を開けた先には



薄暗い店内に
キラキラとミラーボールが光り
大音量の音楽が流れていて


別の世界に見えた―――…









そんな店内に足を踏み入れると





皆は
初めての顔ぶれに





“誰〜この子〜♪
可愛い〜☆”



“幾つなのぉ〜?!”







美姫の後ろに隠れる陽菜を
覗き込みながら
あちこちから質問が飛び交う中

圧倒されっぱなしで
緊張している陽菜を横目に





ミキ
「美姫の可愛い従妹♪
今、中学2の13才♪

手、出したら
許さないからねぇ〜☆」





美姫が
陽菜を自分の前に立たせると
自己紹介をする。





“13歳かぁ〜♪
可愛いハズだよねぇ〜♪”







皆は凄く良い人達で

陽菜が溶け込むのに
そぅ時間は掛からなかった…。









帰り際には






「陽菜ぁ〜!
また来たくなったら
いつでもおいで♪

ウチラは皆、待ってるよ♪」















初めて知った



――――…夜の世界。