ナオ
「…陽菜…
良く泣かないで頑張ったね…。」
奈緒のこの一言で
我慢していた涙が零れ落ちた。
ヒナ
『…我慢…したよ…。
光輝が…
“最後は…笑って…”
って言ったから…
…約束…だったから…
泣かない…って…
…決めたから…
ずっと……笑って…た…。』
陽菜の肩を抱いてくれた
奈緒の顔もグチャグチャで
泣いてる2人を見て
シュン
「俺さぁ〜
光輝が転校決まった後に
“陽菜とエッチしねぇの?”
“したくならねぇの?”
って聞いた事あんだけど…アイツ何て言ったと思う?
“俺…焦らないっすよ♪
本当に〔運命〕があるなら
今離れても…
またいつかきっと…
“会える”
って信じてますから♪
―――…そん時は
もっともっと格好良く…
良い男になって居れたら
良いですけどね♪”
ってさぁ〜♪
“ちょっと
臭い台詞でしたかね?”
何て
いつもの顔で笑ってよ〜♪」