走って公園を
出て行ってしまった光輝…。
―――…ずるいよ…
自分だけ言いたい事言って
行っちゃうなんて…
陽菜だって>
“ありがとう”
って
言いたかったのに―――…
いつも2人で来て居た公園を
最後に見渡してから
家へと歩き出した。
―――――……
……―――――
―――…明日…出発。
さっき会ってた事を
思い出しながら
部屋のベッドで涙を流していると
泣き付かれてか
知らない内に寝てしまった。
―――…この時
光輝の夢を見たよ…。
短い間だったけど
一緒に居た時の
楽しかった日々を―――…
幸せだった事を―――…