ナオ
「………陽菜…
良く話してくれたね…。」
ヒナ
『…ウッ…ク…奈緒だから…』
ナオ
「…うん…ありがとう…。」
奈緒は子供を慰めるように
陽菜の髪を撫でると
ナオ
「―――…で
…陽菜は…どぅしたい?
―――…そいつらの事。」
そんな事……
考えても居なかった。
田村の言葉を思い出す…。
「お前
新井をフッたんだって?
新井だけじゃなく
その友達2人も…
新井が言ってたぜ☆
“あんだけ
気を持たせるような事しといてフザケてる”
ってな。
恨むならアイツ恨めよ。
俺らは頼まれただけだし♪」
新井先輩が…
そんな事―――…
信じられなかったけど…
きっとこれは…
陽菜が
適当に色んな人と付き合った
罰なんだ―――…。
相手の気持ちも考えず
ただ
《自分が良ければ良い》
なんて思っていたから…
新井先輩が怒るのも
当たり前だ。
ナオ
「瑛司達に
相談してみたら?…」